ツアーについて
渾身のニューアルバム『Storyteller』を完成したMAGIC OF LiFE。ソリッドなロックナンバーからスローチューンなど様々な楽曲を感情込めてステージから放つ彼らに、ライブでのスタンス、そして4月24日からスタートする全国ツアー『MAGIC OF LiFE LIVE TOUR 2015』への思いを聞いていこう。

――MAGIC OF LiFEが常にライブで心がけているのはどんなことですか。
高津戸信幸(Vo,G) 楽曲の持つ物語を表現するのはもちろんですが、曲前に語りを入れたり、曲への導入はこだわってますね。あとは、バラードで柔らかい部分を出しつつ、激しい楽曲も歌えるのが一番強みだと思います。
山下拓実(G) やっぱり、ライブでしか味わえないものはすごく大事にしてます。アツいパフォーマンスは心がけてるけど、その中にも繊細さを加えた、緩急をもっと際立たせられるライブを突き詰めていきたいと思ってます。

渡辺雄司(B) メンバーもパワフルだし、個々の内側の熱量がすごい気がしますね。
岡田翔太朗(Dr) 確かに。内側の熱量はすごい!ノブ(高津戸)の歌がウチらの一番持ち味だと思ってて、それをもっと引き出す為に、僕も歌うようにドラムを叩くことを心がけてます。ただリズムを提示するだけじゃなく、ビートが走ったりするも表現のひとつだと思うので、そこは一緒に歌っていけたらなって思ってます。

――全国ツアー“MAGIC OF LiFE LIVE TOUR 2015”がスタートしますが、どんなツアーにしたいか、それぞれ意気込みを聞かせてください。
渡辺 約2年半ぶりのワンマンツアーなんです。もちろん『Storyteller』の曲は全部やると思うし、今までフェスとかで短い持ち時間しか観てもらえなかった人に、バンドのいろんな部分を見せたいと思いますね。それでもっとMAGIC OF LiFEに興味を持ってもらえたらと思っています。
岡田 僕らはたぶんワンマンライブで伝えることは得意なほうだと思うんです。楽しさもありながら、ちゃんと聴きごたえがあるライブをやれるので。今回のツアーは会場数も多いので、各地で来やすいところに来てもらえれば、絶対楽しいライブをお見せします!

山下 今までのライブで学んだことを次のライブに活かしていく、ライブごとに進化するツアーにしたいですね。今回のアルバムが自分の中で大事な作品になる気がしてるので、このツアーも特別になる予感しかしないんです。演奏も気持ちも、すべて細かく詰めていけたらと思ってます。
高津戸 『Storyteller』はコンセプトアルバムなので、ライブでも、例えばどこかの間に物語の朗読するとか、今までと違うことやりたいなと思いますね。もちろん熱量は伝えながら、ワンマンツアーだからこその特別感を出したいです。

ライター・土屋恵介